米ドル建てMMFの利回りがじりじり上昇中|ブラックロック、ゴールドマン等


こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。

今回は、FRBの利上げを受けて、利回りがじりじりと上昇中の米ドル建てMMFについてみてみます。

2018年1月22日現在の利回りは以下のようになっています。

○ブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド 1.128%
○ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 0.803%
○ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト 0.868%
○ゴールドマン・サックス 0.910%



(出所)SBI証券

ゴールドマンサックスの利回りは1月初めは1%をわずかに超えていました。ブラックロックの利回りはずいぶん前から1%を超えています。

米ドル普通預金の利回りは2018年1月28日現在で0.400%となっています。



(出所)住信SBIネット銀行

また、バンガード米国高配当株ETF【VYM】の利回りは、2018年1月26日現在で2.81%となっています。1年前は約3.5%程度ありましたから、この1年で約0.7%ポイント程度低下したことになります。

■バンガード米国高配当株ETF【VYM】の利回り推移

(出所)Dividend.com


FRBの利上げの影響を受けて、足元のドル建てMMFの利回りは、米国債などと同様にじりじり上昇しています。

今回取り上げた米ドル建てMMFは、配当投資家にとっては当然、米国株の配当利回りに比べるとまだまだ魅力は低いですが、外貨普通預金よりもかなりましな金利になってきています。
また、ここのところ急ピッチで上昇している米国株はそろそろ調整が入ってもおかしくないレベルのため、キャッシュ・ポジションを多く積み増している米国株投資家も多いのではないでしょうか。
いつ調整が入るかは誰にもわからないため、それまでの間、現金(ドル)を遊ばせておくぐらいなら、この先の利回りの上昇が見込めて、流動性、安全性の高いドル建てMMFもありかもしれません。


(2018年5月27日に以下記事を追加しています。)

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