楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)でつみたてNISAを開始


まとめ

  • 一般NISAをつみたてNISAに変更
  • つみたてNISAでは楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を購入

こんにちはyukinosukeです。今回はつみたてNISAのお話です。

一般NISAをつみたてNISAに変更

以前から検討していたつみたてNISAに遅ればせながら変更しました。

昨年、つみたてNISAのアナウンスがあった当初は正直あまり魅力的な商品がラインナップされていなかったこともあり、2018年のNISA枠は一般NISAでの運用を考えていました。

しかしながら、その後、楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)や楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)がつみたてNISAの商品ラインナップに追加されたこともあって、このタイミングでつみたてNISAに切り替えることにしました。

今回、つみたてNISAに切り替えに至ったポイントとしては、(非課税であることはもちろんですが、)
  1. バンガードの商品 が
  2. 円建て で
  3. 低コスト で
  4. 毎日積立・ドルコスト平均法 で
  5. 20年に渡り分散 して
  6. さらに、配当金も(自動)再投資 で
購入できる点が主な要因です。

特に、実績のあるバンガードの商品が円建て・低コストで購入できるとなると、今まで一般NISAかつみたてNISAのどちらかで迷っていた私もつみたてNISAに変更せざるを得ませんでした。

なお、2018年2月2日時点、つみたてNISAで購入できるバンガードの商品は、
※[  ]は年間信託報酬
  • 【楽天VT】楽天・全世界株式インデックス・ファンド [0.2396%]
  • 【楽天VTI】楽天・全米株式インデックス・ファンド [0.1696%]
の2つで、それぞれ楽天投信投資顧問よりリリースされています。

それぞれに対応する米国バンガード本家の商品も参考までにそれぞれ以下のとおりです。
  • 【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF [0.1296%]
  • 【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF [0.04%]
楽天バンガードは本家バンガードよりは信託報酬はやはり高くなってしまいますが、それでも他の低コスト商品と遜色はないと思います。

(参考)金融庁「つみたてNISA対象商品」
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html

・楽天証券「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHC4

・楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHD2

つみたてNISAでは楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を購入

つみたてNISAの購入にあたり、私は楽天VTではなく、アメリカの成長をよりダイレクトに反映してくれる楽天VTIを購入しました。

楽天バンガードは設定されてまだ新しくデータが乏しいので、本家バンガードのデータを見ると、パフォーマンスは以下のようになります。

【VTIとVTの価格比較:10年】(青:VTI、オレンジ:VT)


【平均リターンと標準偏差】<5年>&<15年>

<5年>

  • 平均リターン VTI:15.51%、VT:11.38%
  • 標準偏差  VTI:9.72% 、VT:9.87%

<15年>

  • 平均リターン  VTI:10.99% 、VT:-%
  • 標準偏差  VTI:13.77% 、VT:-%
(出所)モーニングスター「Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)」より

米国100%のVTIは、世界全体を組み込んだVTと比べると、直近5年の相場環境が特によかったこともあり、VTをアウトパフォームしていることがわかります。むしろ、VTが安定的&マイルドとなっているといった方がいいかもしれません。
15年平均でみると、直近5年よりはVTIのパフォーマンスはおちますが、それでも平均リターンは約11%あることが分かります。(※VTは15年平均のデータはなし)

VTIとVTのどちらを選好するかは、最終的には好みの問題のような気もしますが、私個人としては、VTIの方が米国市場全体、特に、ナスダックの若い成長株などを組み込んでおりインデックスファンドの醍醐味※が味わえるのではないかと考えております。
※そのあたりについては、「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」が詳しいです。

最後に

楽天VTIは、まだ新しい商品なので運用実績データが乏しく、本家VTIとのかい離や運用情報の透明性などがリスクとしてあるかと考えております。(そのため、つみたてNISAにすぐには切り替えませんでした。)今後、1年程度、つみたてNISAで様子を眺めて問題がないようであれば、iDecoで積み立てている商品についても、楽天VTIに切り替えようかとも思っております。

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