こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は世界のタバコ企業のなかでも巨大トップ4企業について、簡単に整理してみたいと思います。
◆トップ4企業と時価総額
※[]:3月2日時点の時価総額(10億USD)・フィリップ・モリス・インターナショナル【PM】(NYSE)[165.9]
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】(NYSE)[133.07]
・アルトリア・グループ【MO】(NYSE)[118.92]
・日本たばこ産業 (JT)(東証)[56.3]
※JTの円ドルレートは1$=106円で計算(以下同様)
時価総額は、1位がフィリップ・モリス、次に、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、アルトリア・グループと続きます。JTは日本国内でみると巨大企業のイメージがありますが、世界でみると1位フィリップ・モリスの約3分1で4位となっています。
次に、売上高です。
◆売上高(直近12カ月)
(出所)Yahoo Finance より作成売上高は1位がフィリップ・モリス、次に、ブリティッシュ・アメリカン・タバコと続きますが、3位にJT、4位がアルトリア・グループとなり、時価総額のランキングの3位と4位が入れ替わります。ただ、JTとアルトリア・グループではほとんど差がありませんので、為替の影響によってはすぐに順位が入れ替わる可能性も高そうです。
なお、2008年にアルトリア・グループの海外事業部門をスピンオフして誕生した企業が現在のフィリップ・モリスであること考えると、当時のアルトリア・グループがいかに巨大であったかが分かります。
次に、営業利益率です。
◆営業利益率(直近12カ月)
(出所)Yahoo Finance より作成営業利益率は、1位が1位がアルトリア・グループ、次に、フィリップ・モリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、4位にJTとなっています。いずれも高い利益率となっています。なお、JTの営業利益率が最下位となっていますが、他の3社が異常に高いと言った方が良いかもしれません。
次に、予想配当利回りと連続増配年数です。
◆予想配当利回りと連続増配年数
※()は連続増配年数・フィリップ・モリス・インターナショナル【PM】(10年)
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】(18年以上)※現地通貨ベース
・アルトリア・グループ【MO】(48年)
・日本たばこ産業【JT】 (14年)
(出所)Yahoo Finance 、The DRiP Investing Resource Center等より作成
アルトリア・グループの連続増配48年がもちろん1位です。次に、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの18年(注)、JTの14年、フィリップ・モリスの10年となります。
アルトリア・グループの連続増配記録をみると、アルトリアへの配当狙いの投資がいかに手堅いかがわかります。
(注)18年より前のデータが見つけれれませんでした。また調べておきます。
また、配当利回りは、1位がJT、2位がブリティッシュ・アメリカン・タバコ、3位に、アルトリア・グループ、4位がフィリップ・モリスとなっています。
いずれも4%以上の高利回りとなっております。
特に、ここのところ株価の値下がりが目立つJTの利回りが、5%台となっており、個人的にも注目しています。
○JT(5年チャート)
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