(Photo by Lukas from Pexels)
こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の実質コストについて、他のブロガーさんもたくさん記事にされているので、改めて私も自分で計算して確認してみました。
また、VTIは超低コストで有名なバンガード社のETFということもあり、管理コストは0.04%となっています。
まず、楽天証券のページで楽天VTIの「管理費用(含む信託報酬)(税込)」をみると「0.1696%」とあり、そのうち信託報酬は「0.1296%」と記載があります。

(出所)楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド」より
なお、信託報酬の「0.1296%」に本家VTIの管理コスト「0.04%」を足すと「0.1696%」となります。式で書くと次のようになります。
ただ、運用期間が異なるため、これを「年率」に補正する必要があります。
※年率換算した数字も運用報告書に併記してくれたら、こんな計算不要なんですがね~。
ということで、補正する係数(補正係数)を信託報酬をベースに次のように計算します。
ということで、報告書の合計「0.203%」にこの1.34をかけると年率換算した管理費用(含む信託報酬、※除く本家VTI管理コスト)が計算されます、
隠れコストが0.1416%ぐらいであれば、意見の分かれるところではありますが、個人的には許容の範囲内かなと思っています。
ということで、iDeCoやつみたてNISAは、引き続き楽天VTIを積み立てていこうと思います。
ご一読くださりありがとうございました。
よろしければ応援のクリックをお願いいたします。

ポイント
- 楽天VTIの実質コスト(0.3112%)、隠れコスト(0.1416%)を改めて確認
- 隠れコスト(0.1416%)であれば許容の範囲内か
こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の実質コストについて、他のブロガーさんもたくさん記事にされているので、改めて私も自分で計算して確認してみました。
◆楽天VTIとその魅力とは?
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)は、本家米国バンガード社のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を買うだけのシンプルなファンドです。
本家VTIのベンチマークは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスで、米国株マーケット全体をバランスよく買うことができる点が大きな魅力です。
特に、大型株以外のナスダックの中小成長株を取り込むことで、米国の成長をよりダイレクトに反映してくれることが最大の魅力だと感じています。
例えば、S&P500という有名な指標があり、これは米国株の代表的な大型500銘柄で構成されています。
500銘柄もあれば指数として十分という考え方もできますが、NYSEとNASDAQを合わせて約5,000銘柄もある訳で、たった500銘柄でマーケット全体を捉えるにはやや無理があるかもしれません。
一方で、VTIは中小型株を含んだ約3700銘柄から構成されており、将来性のある小型株にも投資をし、これらのパフォーマンスを逃さないように設計されています。
AmazonやGoogleも最初は小型株だった訳で、その後のパフォーマンスは誰もが知るところではないでしょうか。
また、VTIは超低コストで有名なバンガード社のETFということもあり、管理コストは0.04%となっています。
その他、本家VTIはドル建てですが、楽天VTIは円建て本家VTIを買えますから、わざわざドル転する手間が省ける点というのも魅力の一つです。
◆実質コストを確認
では、実質コストについて確認します。
なお、計算にあたりまして、以下のつみたて次郎さんのサイトを参考にさせていただきました。
■「つみたて次郎の貧乏投資日記」(つみたて次郎さん)
実質コストを計算する際のポイントは、運用報告書や商品ページに記載されているコストの算出期間が微妙に異なるため、算出期間を1年間にそろえる(年率換算する)必要がある点です。まず、楽天証券のページで楽天VTIの「管理費用(含む信託報酬)(税込)」をみると「0.1696%」とあり、そのうち信託報酬は「0.1296%」と記載があります。

(出所)楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド」より
管理費用(含む信託報酬)(0.1696%)= 信託報酬(0.1296%) + 本家VTI管理コスト(0.04%)
次に、直近楽天VTIの運用報告書より各種コストを確認すると、信託報酬「0.097%」、合計「0.203%」(=管理費用(含む信託報酬、※除く本家管理コスト))となっています。
(出所)楽天証券「楽天・全米株式インデックス・ファンド(運用報告書)」より
ただ、運用期間が異なるため、これを「年率」に補正する必要があります。
※年率換算した数字も運用報告書に併記してくれたら、こんな計算不要なんですがね~。
ということで、補正する係数(補正係数)を信託報酬をベースに次のように計算します。
補正係数= 信託報酬(年率ベース) ÷ 信託報酬(運用報告書ベース)これを実際に計算すると、
補正係数(1.3360)≒ 0.1296%(年率ベース) ÷ 0.097%(運用報告書)だいたい、1.34 ぐらいですね。
ということで、報告書の合計「0.203%」にこの1.34をかけると年率換算した管理費用(含む信託報酬、※除く本家VTI管理コスト)が計算されます、
0.2712% = 0.203%(合計)× 1.34最後に、この0.2712%に本家VTIの管理コストを加えて、以下のとおり実質コストがわかります。
実質コスト(0.3112%)=0.2712% + 0.04%(本家VTI管理コスト)逆に、この実質コスト(0.3112%)から管理費用(含む信託報酬)(0.1696%)を引くと、隠れコストが分かります。
隠れコスト(0.1416%)= 実質コスト(0.3112%) - 管理費用(含む信託報酬)(0.1696%)
◆まとめ
今回は、楽天VTIの実質コスト(0.3112%)、隠れコスト(0.1416%)を改めて確認しました。隠れコストが0.1416%ぐらいであれば、意見の分かれるところではありますが、個人的には許容の範囲内かなと思っています。
ということで、iDeCoやつみたてNISAは、引き続き楽天VTIを積み立てていこうと思います。
ご一読くださりありがとうございました。
よろしければ応援のクリックをお願いいたします。

関連記事:
■iDeCoでのスイッチング方法について書いてます。
■つみたてNISAは楽天VTIで積立てます。VTIのパフォーマンス等についても書いてます。
■そろそろ相場もピークアウトするころでしょうか?そんなピーク時にVTIとBNDに投資した場合をシュミレーションしています。
■そろそろ相場もピークアウトするころでしょうか?そんなピーク時にVTIとBNDに投資した場合をシュミレーションしています。