こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は、バークシャー・ハサウェイがSEC(米国証券取引委員会)に提出した保有報告書(フォーム13F)から、バフェットの直近の保有銘柄を確認したいと思います。
データ元はEDGAR( Electronic Data Gathering, Analysis and Retrieval )からです。
◆フォーム13Fとは?
米国で資産運用を行い、SECに登録する運用資産額が1億ドル以上の機関投資会社は、毎四半期毎にポートフォリオのポジションをSECに報告する必要があります。
そして、その報告様式がフォーム13Fと呼ばれるものです。
では、実際にバークシャーのフォーム13Fを見てみます。
◆バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ
直近の2018年9月30日と昨年、2017年9月30日で、上位20銘柄を抜粋しています。
総額を見ると、約1777億ドルから約2210億ドルに増加しています。
特に、アップルは昨年時点から約3倍(ポートフォリオの約26%)にまで買い増していますね。まだまだ、買いということでしょうか。
その他、金融機関(バンカメ、ゴールドマン、JPMなど)もかなりウェイトを上げて目立つ位置に来ています。好調な経済、金利上昇、減税などの影響で、金融機関はこれから買いということかもしれませんね。
それにしても、金額も金額ですが、上位4社で全体の約50%を占めるという、バフェットの集中投資といわれる所以を感じますね。
■2018年9月30日時点
■2017年9月30日時点
(出所)EDGAR より作成
なお、フォーム13Fの注意事項としては、
○四半期末から45日以内が提出期限のため、開示された時点ではすでに売り払っている可能性がある。
○空売り、先物などのポジションは記載不要。(ロングのみ記載)
などの注意点がありますので、あくまで参考程度ということになります。
ただ、バフェットは株の売り買いを他の機関投資家と比べると、それほど頻繁には行はないことで知られていますから、バークシャーについては、実際のポートフォリオにかなり近いのではないかとも思います。
◆まとめ
今回は、バークシャーのフォーム13Fから、直近のバフェットのポートフォリオを確認しました。ここのところの金融機関の買い、そして、アップルの買い増しを実際に確認してみました。
相場はそろそろピークという声がちらほら聞こえてきておりますが、バフェットのポートフォリオはまだ強気の気配を感じます。
さてこの先どうなるのか、注目していきたいところですね。
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