(BERKSHIRE HATHAWAY INC ページより)
こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は、バークシャー・ハサウェイがSEC(米国証券取引委員会)に提出した保有報告書(フォーム13F)から、バフェットの直近の保有銘柄を確認したいと思います。
2019年2月14日公表の2018年12月31日時点データで、出所はEDGAR( Electronic Data Gathering, Analysis and Retrieval )からです。
(出所)フォーム13Fより筆者作成
※表中の前回時点は2018年9月30日時点です。
動きのあった銘柄は次のようになっています。
前回買い増したアップルは、今回は保有数量を減らしています。
他のニュースを見る限り、これまでの投資スタンスから大きく変更した訳ではないようです。
金融・保険株では、ウェルズ・ファーゴは持ち株を減らしました。(前回時点より約3%減)
逆に、JP・モルガン・チェース(前回時点より約4割増)、ピーエヌシー・フィナンシャル・サービシズ・グループ(前回時点より約3割増)、トラベラーズ・カンパニーズ(前回時点より約7割増)の保有数量は増加しています。
昨年のFRBの利上げ動向から金融・保険にはまだまだ強気だった気配を感じますが、2019年に入りFRBは利上げの打ち止めを示唆しましたから、そのあたりをどのように判断するのか次の報告が楽しみですね。
航空会社のサウスウェスト航空やユナイテッド航空は、前回に続き持ち株を減らしました。この先の景気減速が予想されるなか、十分な利の乗った航空会社を利益確定しているのでしょうか。
大手自動車メーカのゼネラル・モーターズも引き続き買い増しです。
バフェットがゼネラル・モーターズを買っている意味は大きいと思います。
なぜなら、自動車産業は設備投資が大きく、電気自動車や自動運転などの次世代自動車の世界的な競争も激化しており、投資に踏み切るにはかなりの確信がないとできません。
投資の神様にはゼネラル・モーターズの復活が見えているのかもしれません。
昨年11月から保有していたオラクルはすべて処分し、(代わりにかどうかは分かりませんが)レッドハットを今回初めて購入しました。
そういえば、レッドハットは昨年10月にIBMに買収されましたが、それと何か関係があるのかはよくわからないですね。
ただ、レッドハットは、このジャンルでは消費者独占的な地位を占めた優良企業であることは、EPS(1株あたり利益)などの財務諸表を見るとよくわかりますので、バフェットの食指が伸びても不思議ではないと思います。
(出所)モーニングスターより筆者作成
(出所)モーニングスターより筆者作成
(出所)モーニングスターより筆者作成
金融・保険を買い増している点はなんとなくわかりますが、ゼネラル・モーターズも買い増ししていることから、GMには強気なことがわかりました。
さらに、新規には、昨年末IBMに買収されたレッドハットを購入している点も注目ではないでしょうか。
レッドハットは、財務的にも素晴らしバフェット好みの会社だと思いますので、個人的にはIBMの再来にならないことを願っております。(笑)
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ポイント
- アップルの持ち株は圧縮
- 金融・保険株、ゼネラル・モーターズを買い増し
- オラクルはすべて売却し、新規にレッドハットを購入
こんばんは、Yukinosuke(@yukinosuke35)です。
今回は、バークシャー・ハサウェイがSEC(米国証券取引委員会)に提出した保有報告書(フォーム13F)から、バフェットの直近の保有銘柄を確認したいと思います。
2019年2月14日公表の2018年12月31日時点データで、出所はEDGAR( Electronic Data Gathering, Analysis and Retrieval )からです。
(出所)フォーム13Fより筆者作成
※表中の前回時点は2018年9月30日時点です。
動きのあった銘柄は次のようになっています。
■新規買建:
レッドハット(RHT)、サンコア・エナジー(SU)、ストーン(STNE)■買い増し:
バンク・オブ・アメリカ(BAC)、ユー・エス・バンコープ(USB)、JP・モルガン・チェース(JPM)、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)、ゼネラル・モーターズ(GM)、ピーエヌシー・フィナンシャル・サービシズ・グループ(PNC)、トラベラーズ・カンパニーズ(TRV)■一部売却:
アップル(AAPL)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、サウスウェスト航空(LUV)、チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UAL)、フィリップス66(PSX)■全部売却:
オラクル(ORCL)前回買い増したアップルは、今回は保有数量を減らしています。
他のニュースを見る限り、これまでの投資スタンスから大きく変更した訳ではないようです。
■アップル(AAPL)
金融・保険株では、ウェルズ・ファーゴは持ち株を減らしました。(前回時点より約3%減)
逆に、JP・モルガン・チェース(前回時点より約4割増)、ピーエヌシー・フィナンシャル・サービシズ・グループ(前回時点より約3割増)、トラベラーズ・カンパニーズ(前回時点より約7割増)の保有数量は増加しています。
昨年のFRBの利上げ動向から金融・保険にはまだまだ強気だった気配を感じますが、2019年に入りFRBは利上げの打ち止めを示唆しましたから、そのあたりをどのように判断するのか次の報告が楽しみですね。
■JP・モルガン・チェース(JPM)
航空会社のサウスウェスト航空やユナイテッド航空は、前回に続き持ち株を減らしました。この先の景気減速が予想されるなか、十分な利の乗った航空会社を利益確定しているのでしょうか。
■ユナイテッド航空(UAL)
大手自動車メーカのゼネラル・モーターズも引き続き買い増しです。
バフェットがゼネラル・モーターズを買っている意味は大きいと思います。
なぜなら、自動車産業は設備投資が大きく、電気自動車や自動運転などの次世代自動車の世界的な競争も激化しており、投資に踏み切るにはかなりの確信がないとできません。
投資の神様にはゼネラル・モーターズの復活が見えているのかもしれません。
■ゼネラル・モーターズ(GM)
昨年11月から保有していたオラクルはすべて処分し、(代わりにかどうかは分かりませんが)レッドハットを今回初めて購入しました。
そういえば、レッドハットは昨年10月にIBMに買収されましたが、それと何か関係があるのかはよくわからないですね。
ただ、レッドハットは、このジャンルでは消費者独占的な地位を占めた優良企業であることは、EPS(1株あたり利益)などの財務諸表を見るとよくわかりますので、バフェットの食指が伸びても不思議ではないと思います。
■レッドハット(RHT)
■EPS(1株当たり利益)
■EPS成長率(5年平均)
■売上高
◆まとめ
今回は、バークシャーの最新のポートフォリオを確認しました。金融・保険を買い増している点はなんとなくわかりますが、ゼネラル・モーターズも買い増ししていることから、GMには強気なことがわかりました。
さらに、新規には、昨年末IBMに買収されたレッドハットを購入している点も注目ではないでしょうか。
レッドハットは、財務的にも素晴らしバフェット好みの会社だと思いますので、個人的にはIBMの再来にならないことを願っております。(笑)
ご一読くださりありがとうございました。
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