ポイント
- ペイパル(NASDAQ:PYPL)の2030年の予想株価は、PER上限では1374.0ドル、平均では826.7ドル、下限で547.9
- 2030年の予想期待収益率は、PER上限では19.4%、平均では13.4%、下限で8.9%
こんにちは、ゆきのすけ(@yukinosuke35)です。
本記事では、ペイパルの財務分析、10年後予想株価、期待収益率などを確認します。
本記事はコメント等を割愛した短信版です。
※時間があればコメント等追記予定です。
◆会社概要
会社概要は前回記事をご参考にしてください。
続いて財務分析です。
◆財務分析
- ソースはいずれもモーニングスターUSからです。
- 予想利益の数値等は税引き前の理論値です。
- 将来予測の計算方法は「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」(日本経済新聞出版社)を参考にしています。詳細は「将来予想株価の計算方法に関するメモ」にまとめています。
- 各種チャートは筆者作成です。
- チャート横軸の西暦は会計年度(FY)です。
■売上高&売上高成長率
■営業利益&営業利益成長率
■純利益&純利益成長率
■粗利益率&営業利益率
■キャッシュフロー
■株数、株数(2011年=100)
■配当、配当性向、配当増加率
■R&D
■バランスシート 総資産(%)
バランスシート全体を100%としたときの、流動資産(Currnet Assets:ピンク)と固定資産(Non-Current Assets:青)の構成比です。
■バランスシート 負債及び株主資本(%)
同様にバランスシート全体を100%としたときの、負債(ピンク)と株主資本(青)の構成比です。
◆10年後予想株価
■EPS&EPS成長率(実績)
2015年から2019年のEPS成長率を指数で近似したところ、EPS成長率は20.34%となりました。
また、2014年から2019年のEPS成長率を指数で近似したところ、EPS成長率は36.49%となりました。
※保守的ではありますが2020年は新型コロナの特殊要因等を考慮し外れ値扱いしています。
予想EPSを計算する際のEPS成長率ですが、さすがに36.49%がこの先10年も続くとは思えないので、(これでもやや高い気もしますが)2015年から2019年のEPS成長率実績の20.34%を採用します。
■今後のEPSの推移(予想)
先ほど計算したEPS成長率(20.34%)が今後も続くと仮定した場合の予想EPSの推移です。
計算したところ2030年の予想EPSは15.55ドルという結果になりました。
■過去のPER(実績)
過去10年の実績PERの上限、平均、下限は次のとおりです。
<PER上限> PER=88.4
<PER平均> PER=53.2
<PER下限> PER=35.2
■予想株価
予想EPSに実績PER(上限、平均、下限値)をかけて計算した予想株価帯の推移です。
2030年の予想株価は、PER上限では1374.0ドル、平均では826.7ドル、下限で547.9ドルとなりました。
■予想期待収益率
先ほど計算した予想株価をもとに、2020年12月末時点の株価(234.2ドル)を基準とした予想期待収益率を計算(CAGR)しています。
2030年の予想期待収益率は、PER上限では19.4%、平均では13.4%、下限で8.9%となりました。
■10年後の予想EPS、予想株価、期待収益率
■株価チャート(→stockcharts.com)
短信版にて恐縮ですが、ご一読くださりありがとうございました。
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