【COST】銘柄分析|FY22通期|コストコ|Costco Wholesale Corp の10年後予想株価・予想期待収益率


ポイント

  • コストコ・ホールセール(Nasdaq:COST)はインフレ等によるマージン悪化が見られるものの、新型コロナ特需以降も今のところ大きく減速する兆しは見られない。
  • カードホルダー数、倉庫(店舗)数の伸びは底堅い。
  • 現時点の株価はやや割高か。
  • 2032年の予想株価は、PER上限では1796.1ドル、平均では1230.0ドル、下限で973.7ドル
  • 2032年の予想期待収益率は、PER上限では13.2%、平均では8.9%、下限で6.4%

こんにちは、ゆきのすけ(@yukinosuke35)です。

本記事では、コストコ・ホールセール(会計年度:2021.9~2022.8)の財務分析、10年後予想株価、期待収益率などを確認します。



◆財務分析


■売上高&売上高成長率(Revenues)


■営業利益&営業利益成長率(Operating Income)


■純利益&純利益成長率(Net Income)


■粗利益率&営業利益率(Gross Margin & Operating Margin)



■キャッシュフロー(Cash Flow)


■株数、株数(Shares)


■配当、配当性向、配当成長率(Dividends /Dividend Payout Ratio/ DPS Growth Rate)



■1株当たりフリーキャッシュフロー(FCFPS)


■R&D



■バランスシート 総資産(%)/ Total Assets



バランスシート全体を100%としたときの、流動資産(Currnet Assets:ピンク)と固定資産(Non-Current Assets:青)の構成比です。


■バランスシート 負債及び株主資本(%)/ Total Liabilities And Equity





同様にバランスシート全体を100%としたときの、負債(ピンク)と株主資本(青)の構成比です。


◆10年後予想株価(10-year Forecast Price Targets)

■実績EPS&EPS成長率(EPS Actual)



2013年から2022年のEPSを指数で近似したところ、EPS成長は12.29%となりました。


■今後のEPSの推移(EPS Estimates)


先ほど計算したEPS成長が今後も続くと仮定した場合の予想EPSの推移です。

計算したところ2032年の予想EPSは35.51ドルという結果になりました。


■過去の実績PER(10y-P/E)

過去10年の実績PERの上限、平均、下限は次のとおりです。

<PER上限(10-y Max)> PER=48.8

<PER平均(10-y Mean)> PER=32.9

<PER下限(10-y Min)> PER=25.7

■予想株価(Price Target)


予想EPSに実績PER(上限、平均、下限値)をかけて計算した予想株価帯の推移です。

2032年の予想株価は、PER上限では1796.1ドル、平均では1230.0ドル、下限で973.7ドルとなりました。


■予想期待収益率(Expected Future Total Return)


先ほど計算した予想株価をもとに、2022年08月末時点の株価(522.1ドル)を基準とした予想期待収益率を計算(CAGR)しています。

2032年の予想期待収益率は、PER上限では13.2%、平均では8.9%、下限で6.4%となりました。


予想EPS、予想株価、期待収益率のまとめです。

■10年後の予想EPS、予想株価、期待収益率


■補足データ(カードホルダー数、倉庫数)※10-Kより


カードホルダー数は、新型コロナ特需以降も増加傾向を維持。


倉庫数の増加率は、新型コロナ以降V字回復へ。 
なお、2023年度は24増加(+2.9%)し862になる見込みで、うち中国の倉庫数は1増加し3になる予定と決算にてアナウンスあり。

■株価チャート(→stockcharts.com)

https://schrts.co/WnyxUZni

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