【GOOGL】銘柄分析|FY22通期|アルファベット(グーグル)|Alphabet Inc.の10年後予想株価・予想期待収益率


ポイント

  • アルファベット(NYSE:GOOGL/GOOG)は2021年の特需もあり、2022年は各サービスの成長は鈍化
  • グーグルクラウドは成長を続けているものの、Youtube adsの失速が鮮明に
  • 主力の検索サービスはchatGPT等の登場により今後レッドオーシャンの恐れ
  • 現在の株価(約100ドル)に割高感はない
  • 2032年の予想株価は、PER上限では990.5ドル、平均では702.5ドル、下限で364.0ドル
  • 2032年の予想期待収益率は、PER上限では27.4%、平均では23.1%、下限で15.2%

こんにちは、ゆきのすけ(@yukinosuke35)です。

本記事では、アルファベット(会計年度:2022.1~2022.12)の財務分析、10年後予想株価、期待収益率などを確認します。


◆財務分析


■売上高&売上高成長率(Revenues)


■営業利益&営業利益成長率(Operating Income)


■純利益&純利益成長率(Net Income)


■粗利益率&営業利益率(Gross Margin & Operating Margin)


■キャッシュフロー(Cash Flow)


■株数、株数(Shares)


■配当、配当性向、配当成長率(Dividends /Dividend Payout Ratio/ DPS Growth Rate)



■1株当たりフリーキャッシュフロー(FCFPS)


■R&D



■バランスシート 総資産(%)/ Total Assets



バランスシート全体を100%としたときの、流動資産(Currnet Assets:ピンク)と固定資産(Non-Current Assets:青)の構成比です。


■バランスシート 負債及び株主資本(%)/ Total Liabilities And Equity





同様にバランスシート全体を100%としたときの、負債(ピンク)と株主資本(青)の構成比です。


◆10年後予想株価(10-year Forecast Price Targets)

■実績EPS&EPS成長率(EPS Actual)



2013年から2022年のEPSを指数で近似したところ、EPS成長は19.19%となりました。


■今後のEPSの推移(EPS Estimates)


先ほど計算したEPS成長が今後も続くと仮定した場合の予想EPSの推移です。

計算したところ2032年の予想EPSは25.26ドルという結果になりました。


■過去の実績PER(10y-P/E)

過去10年の実績PERの上限、平均、下限は次のとおりです。

<P/E上限(10-y Max)> P/E=39.2

<P/E平均(10-y Mean)> P/E=27.8

<P/E下限(10-y Min)> P/E=14.4

■予想株価(Price Target)


予想EPSに実績PER(上限、平均、下限値)をかけて計算した予想株価帯の推移です。

2032年の予想株価は、PER上限では990.5ドル、平均では702.5ドル、下限で364.0ドルとなりました。


■予想期待収益率(Expected Future Total Return)


先ほど計算した予想株価をもとに、2022年12月末時点の株価(88.23ドル)を基準とした予想期待収益率を計算(CAGR)しています。

2032年の予想期待収益率は、PER上限では27.4%、平均では23.1%、下限で15.2%となりました。


予想EPS、予想株価、期待収益率のまとめです。


■10年後の予想EPS、予想株価、期待収益率


■補足データ(サービス別売上高、地域別売上高)※10-Kより

2022年は各サービスで減速。
特にYoutube adsの成長が約±0%となり急ブレーキ。
グーグルクラウドも+約36%で前年より鈍化。

グーグルクラウドは2017年比で約6.5倍。Youtubeは約3.5倍だが失速。

地域別ではU.SとEMEAで全体の約80%、APACは約15%。

APACは2017年比で約3倍となったが、少し物足りないところ。

■株価チャート(→stockcharts.com)

https://schrts.co/VsYIdYmx

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