【PEP】銘柄分析|FY22通期|ペプシコ|PepsiCo, Incの10年後予想株価・予想期待収益率



ポイント

  • ペプシコ(NYSE:PEP)は世界的な原材料高騰などの影響があるものの、価格転嫁により2022年も成長を維持
  • ロシアウクライナ紛争などの厳しい環境によりマージンは悪化
  • 現在の株価(約184ドル)はやや割高か
  • 2032年の予想株価は、PER上限では315.8ドル、平均では260.0ドル、下限で182.5ドル
  • 2032年の予想期待収益率は、PER上限では5.7%、平均では3.7%、下限で0.1%

こんにちは、ゆきのすけ(@yukinosuke35)です。

本記事では、ペプシコ(会計年度:2022.1~2022.12)の財務分析、10年後予想株価、期待収益率などを確認します。


◆財務分析


■売上高&売上高成長率(Revenues)


■営業利益&営業利益成長率(Operating Income)


■純利益&純利益成長率(Net Income)


■粗利益率&営業利益率(Gross Margin & Operating Margin)


■キャッシュフロー(Cash Flow)


■株数、株数(Shares)


■配当、配当性向、配当成長率(Dividends /Dividend Payout Ratio/ DPS Growth Rate)



■1株当たりフリーキャッシュフロー(FCFPS)


■R&D



■バランスシート 総資産(%)/ Total Assets



バランスシート全体を100%としたときの、流動資産(Currnet Assets:ピンク)と固定資産(Non-Current Assets:青)の構成比です。


■バランスシート 負債及び株主資本(%)/ Total Liabilities And Equity





同様にバランスシート全体を100%としたときの、負債(ピンク)と株主資本(青)の構成比です。


◆10年後予想株価(10-year forecast Price Targets)

■実績EPS&EPS成長率(EPS Actual)



2013年から2022年のEPSを直線で近似したところ、EPS成長は0.26ドル/年となりました。


■今後のEPSの推移(EPS Estimates)


先ほど計算したEPS成長が今後も続くと仮定した場合の予想EPSの推移です。

計算したところ2032年の予想EPSは8.26ドルという結果になりました。


■過去の実績PER(10y-P/E)

過去10年の実績PERの上限、平均、下限は次のとおりです。

<P/E上限(10-y Max)> P/E=31.8

<P/E平均(10-y Mean)> P/E=25.0

<P/E下限(10-y Min)> P/E=15.6

■予想株価(Price Target)


予想EPSに実績PER(上限、平均、下限値)をかけて計算した予想株価帯の推移です。

2032年の予想株価は、PER上限では315.8ドル、平均では260.0ドル、下限で182.5ドルとなりました。


■予想期待収益率(Expected Future Total Return)


先ほど計算した予想株価をもとに、2022年12月末時点の株価(180.66ドル)を基準とした予想期待収益率を計算(CAGR)しています。

2032年の予想期待収益率は、PER上限では5.7%、平均では3.7%、下限で0.1%となりました。


予想EPS、予想株価、期待収益率のまとめです。


■10年後の予想EPS、予想株価、期待収益率


■補足データ(部門別売上高)※10-Kより

2022年は、ロシアウクライナ紛争によりヨーロッパが-2%となった一方、FLNA、QFNA、LatAmなど北米&ラテンアメリカがインフレにともなう値上げにより2桁成長。
APACは買収した中国の大手菓子メーカ「Be&Cherry」の影響が落ち着き1桁成長。
AMESAは買収した南アフリカ大手食品会社「Pioneer Foods」の影響が落ち着き1桁成長。

部門の概要説明は過去にまとめています。


■株価チャート(→stockcharts.com)

https://schrts.co/xajjDUNt

ご一読くださりありがとうございました。

よろしければフォロー&応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ


免責事項

関連記事

■ペプシコのFY19通期の分析記事です。

■ペプシコのFY20通期の短信記事です。

コメント